ミヨゥガの養液栽培カネCAN DOファーム

摘要

ミヨウガのハウス栽培はすでに実用化されて大きな実績を上げている。群馬県は露地ミヨゥガの産地形成では全国的に早く、旧倉渕村(現高崎市)の陣田地域の陣田早生という品種が有名である。しかし、根茎腐敗病という特有的な土壌病害の的確な防除法がないため圃場、種の維持管理には大変な神経を注いでいる。当社は回避対策として土壌と隔離して栽培する養液栽培カネコ.CAN DOファームが1つの方法と考えた。露地では2力月程度の収穫期間が施設化することによつて6力月まで伸ばすことができ、また培地の1回限りの1年1作型によつて病気を引きずらずに栽培ができる。培地はミョゥガの根圈環境に優れたココベッドを用いる。ココべッドは幅30cm 長さ、厚さ3cmの板状でベッドケースに並べ、ドリツプチューブで給液すると厚さ8cm程度に膨らみ、これだけの操作で定植開始となる。