超低コストで実現！杉皮粉砕バークを利用したバラの養液栽培

摘要

切り花の輸入量が増え、国内のパラ生産者は生き残りをかけて懸命の模索を続けている。 大分県から「生産性の高い養液栽培を超低コストで導入した生産者がいる」という情報を得て、取材に訪れた。 大分県西部に位置する日田市は、福岡県、熊本県と境を接し、周囲を深い山々に囲まれた森林資源豊かな町である。 2005年3月の合併で日田市となった旧天瀬町では、80年代に農業構造改善事業として4つの花き団地を造成した。そのうちのひとつ「天瀬本城花き団地」では、現在4軒の生産者がそれぞれのこだわりを持った経営を続けている。