フラワーネット支持と有孔フィルムによるハウスネギの軟自法

摘要

ハウスネギは、一般の露地ネギと比べて軟自部が長く、柔らかく辛みが少ない、葉の分岐部に土が入らない等の特徴があり、高品質なネギとして注目されている。 ハウスネギ栽培においては、菓鞘の軟自は露地栽培のような上寄せ作業は行わず、ネギを1条ごとに遮光フィルム等で挟み込む方法が一般的である。 しかし、パイプハウスやフィルム等の資材を使用するため生産コストが問題となる。 そこで、資材費の軽減と省力化を図り、より密植の可能な、フラワーネット支持と有孔フィルムによる軟自法（以下、新軟自法）を開発し、その収量性、経済性を評価した。