軽量培地を用いたベンチ無仮植育苗

摘要

奈良県におけるイチゴの主要品種「アスカルビー」は萎黄病と炭酔病に対し脛病性で、育苗期の病害発生により深刻な被害がもたらされることがある。 これらの病害を回避することを目的に、臭化メチル剤を用いた苗床の土壌消毒が行われてきた。しかし、1997年に「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が改正され、臭化メチル剤は2005年に全廃されることとなった。