イチゴ種子繁殖型品種「よつぼし」による 育苗作業の省力化

摘要

従来のイチゴでは、前年から親株を準備し、春から夏にかけてランナ—増殖し、定植苗を得ている。この間、収穫作業と重なつたり、炎天下のランナ—管理であったり、育苗には相当の労力を要することになる。これに対し、種子繁殖型品種では、5月に播種したセル苗を購入すれば、7月に鉢上げして9月には定植株が得られる。また、セル苗を直接本圃に定植することも可能で、育苗作業がまったく必要なくなる上に、育苗施設も不要になる。