プロダクション、メディスン　Q＆A

摘要

第16回目は乳量ピークに関する質問についてお答えします。 万全の準備を周産期間中で乳牛にしておいてもらうことです。 そのための視点とその視点に関連した留意点、注意点を整理してみます。 具体的な手法は成書に譲ります。 子宮内胎子へのエネルギー供給は，主にグルコースとアミノ酸で行われるのでその量を潤沢にしておかねばなりません。 グルコースの供給は糖新生に依存する部分が多いことから，分娩に向かって総繊維比率に十分配慮しながら，プロピオン酸生産を企図した穀類の段階的な給与量増加を行います。 また，グルコースが不足するような状況ではアミノ酸のエネルギー利用が盛んになるため，アミノ酸の正味要求量以上の給与を考えねばならないケースも想定しておきます。 その手段の　 ひとつはルーメン内非分解性蛋白質の給与です。