千葉県におけるニューカッスル病の発生状況と対策

摘要

千葉県におけるニューカッスル病（ND）の発生は1966年に始まり，1967年には20万羽近い発症羽数となったが，同年から使用され始めた生ワクチンにより翌年には約13，000羽に激減した。 以後，1970，1973，1983年を除く1981～1987年までの毎年発生がみられたが，NDワクチン接種の強化, オイルワクチンの市販化も伴い，1988年以降は終息したかのように思えた。 しかし，残念なことに，1999年から今年にかけて，またNDの発生が途絶えなくなった。