「あなたの山の間伐方針」づくりのために①間伐の意味と効果

摘要

今回から「間伐」についてお話しします。簡単に間伐と言われますが、これは単に立木を伐る行為ではありません。今後どのように山をデザインするかを決める重要な作業です。ところで今号が出る8月と言えば、「木六竹八壁十郎」という慣用句をご存じですか。これは木を伐るのは梅雨が明ける旧暦の6月以降に、竹を伐るのは8月以降に、壁(特に上塗り)は10月に塗るという意味で、2015年8月1日は旧暦の6月17日に相当するため、これからは伐採に適した季節なのです。また8月は、旧暦(陰暦)で木の葉が紅葉して落ちる月を意はづき味する「葉月」とも呼ばれ、まさしく伐採に適した時期なのです。