九州中央山地森林生物遺伝資源保存林ー緑と文化の回廊「霧立越」

摘要

地球環境問題，生物多様性保全などからの森林の保全，保護および小，中学校の「総合的な学習の時間」の導入による森林とのふれあいなど，国民の関心が高まってきています。 このような状況の中で九州森林管理局では，国有林が保存する保護林についても，保全を図りながら学術研究の場としてだけでなく，森林とのふれあいの場として国民に開かれた保護林の活用をすることとして，その推進に努めているところです。 ここで紹介する「九州中央山地森林生物遺伝資源保存林」は，開かれた国有林として地域の人々が保護林を活用し，地域の活性化に結びつけている事例です。