人が好き、酪農が好き、ふるさとが好き

摘要

北海道の東部区域、道東の中で は北部に位置し、オホーツク海に 面する興部町。町の名称とシンポ ルをイメージで表した標識「カン トリ一サイン」に、ホタテを持つ た牛のキャラグタ一が描かれてい るとおり、漁業と酪農が盛んであ る。町から巣立ち、都会へと向かう若者が多い中、2年間の短期大 学生活を終え、本年4月から実家 で就農した洋平さんは「学生時代 より時間にゆとりがあるので、家 の仕事以外にもいろいろとやって います」と話し、あらためて行動 派の一面をのぞかせる。松岡牧場は、酪農専業になって からは父好夫さん(50)が2代目で、 祖先は秋田県から入植した。現在、経産牛40頭、育成牛20頭 を飼養しており、1頭当たり年間 平均乳量は7， 500kgである。自給 飼料はチモシ一とォーチヤ一ドグ ラスの混播（サイレージとロー ル）で、そのほかに配合飼料とビートパルプを給与している。