牛も人も無理をせず等身大の酪農を実践

摘要

「何の取りえもない酪農経営ですよ」と謙そんしながら話し始めた加藤正幸さん。 その横で優しい笑顔を浮かべるのは、父の孝光さん（86）である。 孝光さんは、日本酪農青年研究連盟委員長や北海道乳牛検定協会副会長など数多くの酪農団体の役員を歴任し、北海道酪農の発展に尽力してきた名士でもある。 正幸さんの経営を紹介する前に、まず八雲酪農と加藤牧場の歴史について孝光さんの言葉に耳を傾けてみよう。