農家管理による水田生態系保全を目的とした小型魚道の開発（Ⅳ）－現地実験による斜水路型および連続堰型魚道の遡上効果の実証－

摘要

水路を主要なハビタットとするヌマムツZacco sieboldiiやドジョウMisgurnus anguillicaudatusなどの淡水魚の移動経路は，三両コンクリート側満や堰および落差工によって分断されており（Hata，2002；大平ら．2005a）．オリフィス型魚道，千鳥X型魚鼠，可搬型魚鼠　 ラダー型魚道などが提案され効果の検証が進められている（Tsunesumi，2002；鈴木ら，2004；Yasuda et al．2004：農林水産省九州鹿政局．2006）．