雌牛の繁殖管理に有用な腫内留置型黄体ホルモン製剤（PR旧）の特性と応用

摘要

酪農経営あるいは肉用牛の繁殖農家にとって，安定的に生産性を維持および向上させるには1年1産の生産的な繁殖目標を達成することにある。 しかし，無発情や鈍性発情の増加は適期授精を困難にし，卵巣や子宮疾患の発生は討画交配の障害要因となって，びいては健全な繁殖管理を阻害する要因のひとつとなっている。