酪農家と民間企業が連携したTMRセンターおよび コン卜ラクタ一組織の設立とその効果

摘要

近年，酪農家は飼料価格高騰の影響等でさらなる生産性の向上が求められている。一方，管内W町では，数年前から経営者の高齢化による労働力不足や糞尿処理が生産の大きな妨げになっていた。そこで，家畜診療所がTMRセンター設立を提案し，2009年4月に酪農家5戸と地元運送会社および飼 料メーカーの連携で，TMRセンターの稼動が始まった。さらに，2011年2月にはコントラクタ一組 織が設立された。2012年3月現在，TMRセンター利用者13戸，コントラクタ一組織利用農家は17戸となった。