曰齢体重が異なる黒毛和種子牛の血中アミノ酸濃度と アミノ酸製剤給与効果

摘要

黒毛和種子牛を日齢体重によって発育群5頭(平均日齢体重：1.02±0.08 kg)と遅延群5頭（同0.88土 0.07 kg)に区分し，出生当日から150日齢まで血中遊離アミノ酸濃度と血液性状を比較した。その結果， 発育群のグルタミン，グルタミン酸，タウリン，ヒドロキシプロリン濃度，ALP活性値，BHBA濃 度は，遅延群に比べ有意に高かった。次に，低体重出生子牛を給与群10頭(平均体重：23.9±2.69kg) と対照群10頭（同：23.5±2.93kg)に区分し，給与群にアミノ酸製剤10gを生後14日間経口給与したと ころ，血中IGF-1濃度は対照群に比べ有意に高かった。