家族の和-大規模複合経営への取り組み-

摘要

私は大分県杵築市山香町で黒毛和種母牛100頭を飼養する肉用牛繁殖経営を行っておりま す。大学在学中に家畜人工授精師免許を、2006年に家畜受精卵移植師免許をそれぞれ取得し、 畜産経営の足がかりとしました。私の家族は当農場と隣接して両親と兄が乳肉複合経営（繁 殖和牛40頭、酪農経産牛50頭規模）を行い、飼料作り、堆肥処理、子牛出荷などは共同で行 うなど、家族全員が畜産業に携わっており、相互に連携して家族だけで従事しております。私は（独）農業者大学校卒業後、地元J A人工授精業務に従事し、2006年度に同J Aが 実施した新規参入円滑化等対策事業に参画し、2007年度に母牛100頭（育成牛73頭、妊娠牛23 頭を導入）の肉用牛繁殖経営を開始しました。