ウィンドウレス鶏舎における鶏病発生の要因と対策（ブロイラー)

摘要

わが国のブロイラー産業は1955年頃から始まり，そ の頃の飼育羽数は約1,000万羽であつたが，1960年には 約3,000万羽とわずか5年間に3倍に達した。その後， 1966年には1億7,800万羽まで増加した9)が，近年は約1 億羽で推移している。一方，飼育農家戸数の減少し続け ているが，1戸あたりの飼育羽数は増加している（図1)。 また，産肉能力は1977年には70日齢の雄鶏で3,120 g であったものが，銘柄により多少差はあるものの，今日 では45日齢で3,000 gとなり，約30年間に3,000 g到 達日齢が約25日間も短縮されている。