養鶏技術、伝えてこそ技術なり（10)1)育成編(9)流れがわかる育成実践ミニマニュアル—1

摘要

育成舎の方式は、餌付時から一九週齢までの雛を移動なしに育雛、育成できる育雛育成鶏舎である。うす飼いと、管理しやすい三段ケ—ジシステムを導入し、約一九週齢(一三〇日齢まで)で成鶏舎に移動している。成鶏舎も、うす飼い、管理のしやすい三段(一部四段)ケ—ジシステム(平行移動で飼育環境を変えない)を導入している。レイヤ—(採卵鶏)の成鶏期の産卵成績(=利益)は、育成期における若雌の品質により決定づけられる。品質が良いとは、より均一であり、より健康的で元気な体力のある若雌であり、卵重コント口 —ルに合つた基礎体重ができあがつた伏態をいう。