MSワクチン導入により生産性改善、衛生管理費削減 ～導入後も良好な成績続く～

摘要

日本全英工業㈱（高野恵一社長）と日本バイオロジカルズ㈱（大数見徹社長）は八月二十六日、東京、千代田区のビジョンセンター秋葉原で「MS生ワクチン（NBI）テーブルミーティング」を開催した。これはMS生ワクチン発売から三周年記念として行われ、全国の種鶏将化場の営業担当者等が参加した。　セミナーは第一部で　「マイコプラズマコントロールについての新しい考え方」をテーマにバイオプロパティーズ社（オーストラリア）、テクニカル＆マーケティングマネージャーのクリス、モロー博士がマイコプラズマのコントロール方策としてMg、MS生ワクチンの有効性を紹介した。第二部では日本バイオロジカルズ㈱の館澤佑エグゼクティブ、マーケティング、コーディネーターをモデレーターに、Mg、MS生ワクチンを導入している㈱ジャパンファーム防疫衛生担当の平良和代獣医師、㈱山本養鶏貯化場の山本満祥社長、㈱村田貯化場の村田明敏社長、㈱三宅照卵場の三宅孝雄専務の四名をパネリストとして、日本全薬工業中央研究所の荻野祥樹氏も参加してディスカッションが行われた。Mg、MS生ワクチンの導入に至った経緯やその後の成果等導入事例を報告し、意見交換を行った。　以下では、モロー博士の講演要旨とパネルディスカッションの内容を紹介する。