施設中晩相類の栽培管理

摘要

6月上旬頃までには加温を停止し、フイルムを除去して自然温度にします。降雨時以外は谷換気を行い、ハウス内の高温には注意して下さい。また、側面だけでなく、妻面フイルムを除去するとハウス内の風通しが一層良くなります。　6月下旬頃までには仕上げ摘果が終了するようにします。摘果をしながら随時枝吊りを行ってください。樹上選果は7月に行いますが、最終着果量は、13～15果／m~3程度が目安になります。　果実肥大、減酸促進のため樹冠下全体に十分なかん水を行います。　先月号を参考に各種病害虫の発生に注意しながら早めの防除を心がけましょう。なお、ミカンハモグリガの被害が見え始めるので、緑化するまで適宜防除します。