愛媛県のカンキッ栽培におけるミカンハダニ防除の現状と課題

摘要

愛媛県のカンキッ栽培では、ミカンハダニ、ミカンサビダニおよびチャノホコリダニの三種のダニ額が問題となる。 三種ともに葉や果実に寄生し、特に果実品質の低下を引き起こす。 なかでもミカンハダニは、殺ダニ剤に対する抵抗性の獲得が他の二種に比べ速く、それが顕著に引き起こるハウス栽培では防除上の最重要害虫となっている。 そこで、ここではミカンハダニに焦点を絞り、愛媛県のハウスと露地栽培における防除の現状と問題点等について述べる。