隔年結果是正の現状と対応策県農えひめ果実生産課

摘要

温州ミカンは、昭和四〇年代後半から五〇年代まで、三〇〇万を超える生産量であった。 それがその後の柑橘類の果実、果汁輸入自由化、ミカン園転換販促事業の実施、国産果実の消費の伸び悩みと価格低迷、産地での後継者、労働力不足等により、平成一二年産では最盛期の三分の一以下にまで低下している（図1）。 さらには国内外の厳しい環境の変動や、異常気象はミカンの生産を大きく狂わせており、今後は品質向上と安定生産が重要な課題となっている。 ここでは、隔年結果と当面の相応について述べてみたい。