中国における狂犬病の現状と予防対策

摘要

狂犬病とは？ 　 人畜共通感染症であり、典型的な臨床症状を示す。 初診では風邪を疑う。 3日後には光と音と風を怖がるようになる。 患者の性格が変わる。1本鎖のRNAウイルスであり、乾燥と熱により容易に不活化するが唾液中では数時間安定している。 岐傷、皮膚の傷、あるいは粘膜から侵入する。神経末梢から上行性に移動し中枢神経に到達し神経症状を示す唾液中にウイルスを排出する。 だからヒトも狂犬病ウイルスを伝播することになる。ウイルスは弾丸状である。 発症犬（図1）。 潜伏期間は3～8週間であるが、3～15年の場合もある。