平成19年度実証成果の概要

摘要

井笠農業普及指導センター実証班では果樹，野菜，花き部門において試験研究機関等で開発された新技術や新しい品種，作型などを早く地域へ適応させるよう，笠岡市新賀の実証ほ場で栽培実証を行っています。 果樹部門では平成19年度，モモの移動式防蛾器具による省力安定栽培実証，モモ，ブドウの優良品種の比較実証に取り組みました。 これまでの2年間は収穫期のヤガによる果実被害の軽減について実証を行ってきました。 平成19年皮はヤガに加え，フェロモン剤が効かず，減農薬栽培の障壁となるモモノゴマダラノメイガに対する黄色灯の早期点灯（5月中旬～）での被害軽減効果についても実証を行いました。 ブドウでのモモノゴマダラノメイガに対する黄色灯の効果はこれまでに明らかになっており，モモについては試験場や一部の産地で試験，実証が行われています。