病害虫

摘要

灰星病：今月中旬から中生種の収穫が始まります。 本年の花腐れ，芽枯れは平年よりやや多かったので，慣行防除を十分に行っていれば果実の発病も少ないでしょう。 なお，県内でみられるモモの果実腐敗を図1に示しています。 各園で発生した病害をチェックしておきましょう。 シンクイムシ類：ナシヒメシンクイ，モモシンクイガ，モモノゴマダラノメイガの3種類のうち，ナシヒメシンクイは上～中旬に3回目の成虫の発生がピークとなります。 また，先月下旬にはモモシンクイガとモモノゴマダラノメイガの1回目の成虫の発生がピークとなっています。 したがって，上～中旬はとくに重要なシンクイムシ類の防除時期となるので，安全使用基準をよく守った上で，防除に万全を期したい。薬剤は，ダイアジノン（前日／4回），スミチオン（3日／6回）のはか，ノーモルト乳剤2，000倍（14日／3回），モスビラン水溶剤2，000倍（7日／3回）などを使用します。