イチジク

摘要

8月に入るといよいよ収穫の時期です。 イチジクは下部節位から順次成熟します。 熟度が急速に進むので，過熟にならないように毎日園地を見回りましょう。 収穫、出荷の注意点は以下の通りです。 ①イチジクは果実が軟らかく，日持ちが劣る　 ので，収穫は早朝の気温の低い時間帯に行　います。②収穫後も傷み易いので，涼しい場所で取り扱いましょう。 ③輸送中も高湿，衝撃を避けましょう。④肉質，食味は完熟果が優れています。 しか　 し，完熟果は日持ち，輸送性が劣るので，　 出荷先によっては収穫をやや早めます。 ⑤果実の採取は，果実の首の付け根近くに軽く指をかけ，持ち上げるようにしてもぎとります（図り。果実の引きもぎは果皮がむけるので禁物です。 また，収穫した時に切り口から乳液がでます。 乳液は皮膚を侵すので，薄手のゴム手袋を付けましょう。