病害虫

摘要

先月に引き続き，越冬病害虫の密度を下げるための園内清掃，租皮削り，マシン油乳剤の散布などが主な管理作業となります。 マシン油乳剤は樹上で越冬するカイガラムシ類，ハダニ類，モモサピグニ，アブラムシ類などの成幼虫や卵に効果があり，ブドウ以外の樹種で使用します。 マシン油は虫体を被覆して窒息死させるので，薬剤抵抗性が発達しにくく，冬期の散布では天敵への影響もほとんどあリません。 昨年12月に散布していない園では散布しておきたい。 カイガラムシ類の発生が多い場合は20倍液を散布しますが，発生が少ない場合には30倍液でもハダニ類ヤアプラムシ類には効果があります。ただし，樹勢が弱っている樹では薬害が発生する恐れがあるので，散布を控えて下さい。