北の大地からバイオマス実用化へ ～役員コラム、四季折々～

摘要

五月上、中旬の好天が幸いして、やや出遅れていた農作業も順調に推移して、作況も平年並みとなり、北の大地も緑の厚みが日毎に増してきました。 今、北海道では、農作物や家畜の糞尿からつくり、資源枯渇の心配がなく、自然環境にも優しいバイオマス（生物由来資源）燃料を実用化しようと、農業団体が中心となって『JAグループ北海道バイオマス検討委貞会』を設立し、二〇〇八年度の実現を目指すことになりました。 これまでは一部地域での取り組みに終わっていたバイオマス燃料実用化への動きが、世界規模での原油価格の高騰が続く中で、代替燃料としてようやく設備投資のメドもたち、現実に向けて動き出すことになったのです。