免疫賦活剤固定化材料

摘要

悪性腫瘍患者血清中には特異的，非特異的免疫抑制因子が存在し，特に細胞性免疫能が低下していることが知られている。 1976年頃よりこれら血清中の免疫抑制物質を除去し，生体の免疫能を回復させる目的で血梁交換療法（PE）が試みられるようになった。 さらに1982年頃より大量の置換液を必要とせず，免疫抑制物質を効率的に除去できる二重濾過血祭分離交換法（DFPP）が試みられている。 これらPEやDFPPによってperformance statusの改善や腫瘍の縮小，PPD皮内反応陽転などが認められている。