圃場単位の要防除水準の策定(1)斑点米被害予測モデルの構築

摘要

ァカヒゲホソミドリカスミカメの斑点米被害予測に関しては，いくつかの報告がある。渡辺ら（2003)は，出 穂期から収穫期のすくい取り捕獲数の平均値を用いて口 ジスティック回帰モデルによる斑点米率多発生確率の予 測を行った。また，八谷(1985)は，すくい取り捕獲数 と出穗期の平年比日数から斑点米発生率を予測する重回 帰式をもとめ，基幹防除以降に行う追加防除における本 種の要防除水準を設定している。しカゝし，現在のところ， 発生量の地域,年次間差に基づき基幹防除の要否を判断 する技術は確立されていない。