シンビジゥ厶の栽培体系と 求められる技術開発

摘要

国内の主な洋ラン類の産地として， 鉢物では愛知県，熊本県，福岡県等が， 切り花では福岡県，徳島県，埼玉県， 高知県等がある。徳島県における洋ラン栽培の歴史は古く，昭和24 (1949)年頃から愛好 家による栽培講習会等の開催が契機と なり，昭和29年頃に徳島巿内でシン ビジゥム切り花の営利栽培が始まり， 昭和46年に県内初の切り花生産組合 が結成されている。切り花と鉢物を合 わせた販売額は平成25年度で約15 億円となっている。