高速道路法面におけるメ卜スルフロンメチルを用いたクズ(Pueraria lobata (Willd.) Ohwi)の防除

摘要

開通後10年以上を経過した高速道路の法面では，クズ (Puerarialobata (Wffld) Ohwi)の出現率が高くなる傾向にある (亀山1977)。現在，建設中の新東名高速道路（静岡県御殿場 市-静岡県浜松市北区）においても，切土工および盛土工ェ 事の終了後から概ね1年を経過した時点で，クズ個体が切土 および盛土法面や高架橋の敷地に発生し，その後2年程度で クズ群落が形成されている。クズ群落は，放任すると時間の経過とともに分布域を拡大 させ，法面を被覆するだけでなぐ本線部分へ伸長し維持管 理に支障をきたすだけでなく ，住宅や農地が接する箇所で は苦'清の原因となっている。