養殖業再生への道陸上養殖で被災地の復興を支援しょう！

摘要

世界の養殖生産量は、19000年の720万tから09年には7300万tとなり、あ年間で10松口以上に増えています(年率8%増)。中国を中心とした途上国はもちろん、EU諸国など先進国でも増加しています。この30年間、世界的には急成長産業になっている養殖業が、残念ながら日本では停滞しています。日本での養殖は、その大半が海面養殖です。これから養殖業を振興するに際し、海面養殖では台風、津波などの自然災害に弱いということが、東日本大震災およびその後の2つの台風によつて証明されてしまいました。近年の地球温暖化が主要因とされる自然災害は後もつと大型化、そして頻発すると予想されており、従つて海面養航おへのリスクも咼まつてくると思われます。また震災に伴う放射能漏れなどの水質汚染、気候変動による水温変化、水質悪化なども海面養殖へのリスク要因として挙げられます。このようなリスクに対して、災害に強い海面養殖技術の開発が進められており、一層の技術開発と普及が期恃されるところです。