豚コレラ疑似患畜確認事例検证報告書の概要

摘要

平成8年から、わが国において「豚コレラ撲滅対策」が本格的に開始された。 そして、ワクチンを使用しない防疫体制による豚コレラの清浄化が推進されている。 このようななか、平成16年3月から9月にかけて、鹿児島県鹿屋市で4件、高尾野町で1件の豚コレラウイルスが分離された事例が発生した。 鹿屋市における第1事例は内容不明の薬品の注射に起因すると考えられたこと、および第2事例以降に発生した事例も第1事例と同一ウイルスが分離されたことから、いずれの事例に対しても、家畜伝染病予防法に基づく「豚コレラ疑似患畜」として防疫措置が実施され、その結果、清浄化された。