畜産環境をめぐる技術開発の動向- 現場ニーズの高まりを背景に行政主導から民間主導型へ

摘要

健全な畜産業の発展に資する目的で、「家 畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に 関する法律」（家畜排せつ物法）が平成11年に制定され、平成16年に本格施行されてから 約12年が経過した。不適切な管理がなくなり、 家畜排せつ物は本来の有機質肥料としての重 要度を増してきている。また、平成27年3月 に「家畜排せつ物の利用の促進を図るための 基本方針」が策定され、家畜排せつ物の堆肥 利用の促進、家畜排せつ物のエネルギー利用 の推進、畜産環境問題への対応等の基本方針 が見直された。