米国における羊肉生産のたぬの品種間交雑利用

摘要

米国農務省の肉畜研究所のLeymaster氏が2002年に「羊肉の生産性向上のための品種の多様性の利用（Use of Breed Diversity to Improve Efficiency of Meat Production）」を発表した。 わが国の羊については、サフォークの純粋種利用が主体であり、飼養品種の構成からみて、直ちにわが国で活用しうるものではないが、米国などにおいてはラム肉生産に特化していないこともあり、羊肉生産は交雑利用が主体となっている。 そこで、交雑によるヘテローシス効果を最大限に利用した生産方式を知る上で、本文献は参考になると思われるので、その要旨を紹介することとしたい。