ブランド力アップに向けた 生産者の取り組み:埼玉県武州和牛組合

摘要

埼玉県には多くの銘柄畜産物があるが、そ の中で畜産生産者の自助的な組織を通して独 自のブランドを作り上げて地域畜産の振興を図っているの力s'埼玉県武州和牛組合だ。同組合結成の経緯は以下の通りである。平成13年9月、わが国で初のBSEが発生し、食 の安心、安全に対する消費者の信頼が揺ら ぎ、牛枝肉価格が暴落した。肉牛の生産現場 では、何とかしても消費者の信頼回復につな げたいとの思いは共通していた。埼玉県塚田 畜産の塚田正行代表は、消費者の牛肉に対す る信頼回復に向けた生産者の取り組みの必要 性を強く感じ、県内の肥育農家に働きかけ、 賛同した肥育農家が集まり、同年11月1曰に 埼玉県武州和牛組合が設立された。