寒地型アルファルファ品一極の選び方

摘要

北海道などの寒地の条件にきわめて良く適応した国産のアルファルファ品種「マキワカバ」、「ヒサワカバ」の流通がはじまっている。 従来品種に比べ一段と能力アップした新品種を活用し、アルファルファ栽培にチャレンジする条件が揃ってきた。 アルファルファは近東および中央アジアが原産とされる。 乾燥とアルカリ土壌を好み、わが国寒地の寒冷、湿潤、酸性土壌といった条件は世界のアルファルファ栽培にはない独特の条件といえる。アルファルファが飼料として高い評価を受けながら栽培が今一つ伸びなかった理由は、播種年の雑草との競合や調製の難しさとともに、品種の適応性が不充分であったことが上げられる。 弗蕙铳小工取弗谣单铳小工稀⒈焙５馈|北地方の古い草地にあった永続株を育種の母材とし、北海道農業試験場で育成された。寒地向きの国産品種としては、実質上初の品種である（図一）。