農林水産省の平成23年度畜産環境関連対策一環境に配慮した畜産経営の確立に向けて一

摘要

全国で1年間に発生する家畜排せつ物の量は、農林水産省の調べによると平成20年時点 で8700万tに及ぶ。畜産環境問題の解決と畜産業の健全な発展 を目的に、平成11年11月に家畜排せつ物法が 施行され、平成16年11月1日から本格施行さ れたが、法対応状況は、管理基準対象農家 5万6184戸の99.96%が管理基準に適合する との結果が、平成23年2月に公表された。なお、今後は簡易対応等を行った農家につ いて、持続的で環境保全効果の高い施設への 移行や管理基準対象^^の農家に対する基準適 応の指導が必要である。以下、本年度国（農林水産省）が実施する 主な畜産環境関連対策を紹介する。