肥育後期に飼料用米10%配合のリキッドフィーディングでブランド豚肉を生産—(有)金山最上牧場の「米の娘ぶた」生産の取り組み一

摘要

山形県と秋田県との県境に位置し、古くか ら金山杉を中心にした林業と山形牛の繁殖が 盛んな山形県最上郡金山町。（有)金山最上牧場は、同町で平成20年10月に唆ェした母豚600 頭の一貫生産農場である。この農場は、山形 県酒田市に本社がある㈱大商（タイショウ） のグループ農場として位置づけられている。 大商は豚肉の力ット事業（脱骨、整形）を中 心に山形、秋田、青森、新潟のエリァで、業 務用卸売りと大手量販店向けのァゥトバック 事業を行っている。これにより生産から販売 までの垂直統合を果たし、より安全、安心な 食肉の提供が可能となった。特に大商のミー トセンターは、庄内食肉センター（と畜場） 併設で、と畜処理後にスピーディーなカット 作業が行えることで、鮮度力《格段に良いこと が大きな特徴といえる。併せてISO22000を 取得して第三者の目でしっかり管理することで、消費者の側に立った取り組みを行うこと を基本ポリシ一としている。