パラグアイにおける石こう（CaS04 ■ 2H20)による 赤色酸性土壌の改良事例-アルト、 ノ くラナ（Alto Parang県ィグァス（Yguazii)日系移住地での事例（2)—

摘要

前報では，ヒマヮリの栽培試験の実施，生育、収量 調査および経営評価に関する内容を報告してきたが， このヒマヮリの栽培試験の主な実施者は，次作のトウモロコシ栽培も含めて，Seipo Mitui氏およびその 協力者(CETAPAR技術職員）であり，ここまでは基本 的に，CETAPARならびに同氏の慣行的なやり方に 準じている。筆者が主に指導した事項は，前記したように， ヒマヮリートゥモロコシ栽培期間を通じて，土壌 調査および統計処理，この他，当時，スペイン語と なるが，パラグアイ技術雑誌El Productor (エル、プ 口ドウクトール）投稿のための取りまとめ方である。本稿では，裏作としてのトウモロコシの成果に ついて報じていくが，当初は次作として，ダイス， を予定していた。しかしながら，2012年に入ってから， 悪天候の影響（パラグアイでは年間の降水量分布は 不安定である）により，ダイズ栽培は失敗の可能性大 と判断し，トウモロコシに切り替えた。