パナマのコクレ_ジャノス平原地帯における合理的な 肥培管理がイネ科牧草ブラキアリアおよびマメ科野草の 生産性養分吸収に及ぼす影響（その17)

摘要

本稿では，イネ科ブラキアリア+トータルマメ科 野草類という両者を合計した乾物収量と養分吸収 量の結果を報じていく。正しく，このイネ科とマメ 科が適当に混作された状態が牧草地の肥沃性なら びに肥育牛に対する養分供給能としては適した状 態であると考え，持続可能な構築に近づけるものと 期待している。以前，本誌において強調してきた事 項であり，パナマのアルティソル地帯において実施 してきた上記イネ科ブラキアリアを使っての，マメ 科樹種ア力シア(Acacia mangium)とのシルボパスト ラル.システムやマメ科牧草アラキス(Arachis 夕/咐が）との間混作システムがその事例である。この 他，ブラジルではアグロパストラル-システムが奨 励されているが，同じ酸性土壌であっても，アル ティソルと違って，物理学的特性が比較的良好であ るオキシソル地帯で実施できる仕事であると考え ている（本誌前報において紹介してきた)。