哺乳類の胚操作と畜産への応用と将来（125)XXXVIダイレクト, リプログラミング法皮膚細胞から直接生殖細胞への可能性

摘要

2010年から2011年のこの1年間で，マウスでダ ィレクト,リプログラミング法による研究成果が国 内外で報告されてきている"。それは，iPS， ES,その他多分ィ匕能細胞を介さない で体細胞から直接神経，筋肉，骨，造血などの各幹 細胞を作り出せることを明確に示したものであった。現在，マウスでの実験段階ではあるが,この手法 が確立されれば生物科学領域にとっては極めて画 期的なものであり，なかでも再生医療分野にとって は，一足飛びに治療目的とした細胞を作り出すこと が可能であり，非常に注目され期待されていること はいうまでもない。