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家畜育種の理論とその応用(85)-QTLの探索-

机译:牲畜育种理论及其应用(85)-寻找QTL-

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摘要

家畜における産肉性や産乳量等の量的形質には複数のQTLが関与しており,それらの効果の大きさはさまざまである。さらには,複数のQTLの間にエビスタシス(epistasis)と呼ばれる交互作用が存在する場合もあり,量的形質の遺伝的な背景はきわめて複雑であると考えられる。 これまでに見てきたInterval mapping法は,形質に関与するQTLを1個ずつ個別に検出するための方法であり,比較的効果の大きいQTLを検出する能力は高いが,効果の小さいQTLについては,他のQTLの効果や環境効果に隠れてしまうために,見逃す可能性も高い。 もちろん,効果の大きいQTLが検出されれば,その情報をもとに遺伝的能力の高い個体を効率的に選抜することが可能であり,家畜育種の観点から見るとInterval mapping法は有用なQTL探索手法の一つであるといえる。 しかしながら,量的形質の複雑な遺伝構造をより詳細に解明するためには,効果の小さなQTLについてもできるだけ多くを効率的に検出し,さらにはQTL間のエビスタシスをも見出す必要がある。 そのためには,QTL解析の統計モデルにおいて単一のQTLのみを含むInterval mapping法では不十分であり,複数のQTLを同時に考慮したモデルにもとづくQTL探索の手法が必要となる。 本章では,複数QTLの同時検出のためのQTL探索手法について見ていくことにする。 QTLの探索を行う家系としては,2品種の交雑に由来するF2家系を考えるものとする。
机译:多个QTL涉及定量性状,例如家畜的肉类生产和牛奶生产,其影响程度各不相同。此外,多个QTL之间可能存在称为上位性的相互作用,并且数量性状的遗传背景被认为极为复杂。到目前为止,我们已经看到的间隔映射方法是一种逐个地单独检测涉及性状的QTL的方法,具有较高的检测相对有效的QTL的能力,但是检测效率较差的QTL的能力却很高。 ,由于它被其他QTL和环境影响所隐藏,因此很可能会被忽略。当然,如果检测到高效的QTL,则可以基于该信息有效地选择具有高遗传能力的个体,并且从畜牧业的角度来看,间隔作图法是有用的QTL。可以说这是搜索方法之一。但是,为了更详细地阐明数量性状的复杂遗传结构,有必要有效地检测尽可能多的QTL,且影响不大,而且还必须找出QTL之间的证据。为此,在QTL分析的统计模型中仅包含一个QTL的时间间隔映射方法是不够的,并且需要基于同时考虑多个QTL的模型的QTL搜索方法。在本章中,我们将介绍同时检测多个QTL的QTL搜索方法。作为寻找QTL的家族,请考虑源自两个品种之间杂交的F2家族。

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