スイッチング電源の小型化，高効率化を両立

摘要

ノ一トパンコンノCPU高波化波や薄型化をどに対応アルプス電気は，スイッチング電源（コンバーター）のチョークコイルのコア材料としてアモルファス合金の一種である鉄基の金属ガラス粉末「Liqualloy（リカアロイ）」（商品名）を開発，12月下旬からサンプル出荷を始める。 低コアロスと優れた直流重畳特性（大電流を流しても磁気飽和を起しにくい特性）を持つためコンバーターの小型化と高効率化を同時に実現できる。 この磁性金属ガラス粉末の製造技術は1997～2001年度に経産省·NEDOの「スーパーメタル」プロジェクトで東北大·金属材料研究所の井上明久研究室次世代金属·複合材料研究開発協会との共同研究による成果である。 同社は磁気デバイス事業部·長岡工場（新潟県）で当初，月産3tを予定している。