今年第1四半期世界出荷は前期比15％増/第2四半期の出荷も引き続き増加傾向

摘要

SEMI（Semiconductor Equipment and Materials International）は，2002年第1四半期（1～3月）の世界のシリコンウニーハ出荷面積は10.11億平方インチ（約65．2万m~2前期（2001年第4四半期，8．78億平方インチ）比15％増えたと，14日に発表した。 また，2002年第2四半期の出荷も引き続き増加傾向を示している。 しかし，前年同期（12．50億平方インチ）比19％減った。 スタンリー·マイヤーズSEMIプレジデント兼CEO（最高経営責任者）は「第1四半期のシリコンウエーハ出荷面積が前期比で大きな成長を見られたことは喜ばしい。 しかし，依然として2000年のピーク時を大幅に下回っている。 出荷量の増加に相応した収益はあがっておらず，シリコンメーカーはまだ回復途上にある。半導体産業全体のサイクルが回復しているといっても，人員削減によってシリコン製品のリードタイムが伸びる恐れがあるなど，懸念が払拭されたわけではない」とのべた。