2020年次世代車普及の政府目標は20～50％

摘要

経済産業省は，自動車や関連産業および社会全体の中長期的対応のあり方に関する新たな戦略を構築すべく「次世代自動車戦略研究会」で検討した『次世代自動車戦略2010』をまとめ公表した。全体戦略で2020年と2030年の車種別の国内普及見通しおよび目標と国内外の市場構造見通しを示した上で，全体での内燃機関自動車と次世代自動車に共通するアクションプランを示した。緊急性の観点から，より詳細な戦略策定を要する電気自動車，プラグイン?ハイブリッド自動車に関して，「電池戦略」，「資源戦略」，「インフラ整備戦略」，「システム戦略」，「国際標準化戦略」において，それぞれの現状およびアクションプランを示した。次世代自動車対策のアクションプランは，政府は「低炭素社会づくり行動計画」（2008年7月閣議決定）において「（次世代自動車について，）2020年までに新車販売のうち2台に1台の割合で導入するという野心的な目榛の実現を目指す」としている。