グッディーズ78CDR-1141で発売されたブラームス：ヴァイオリン協奏曲，オシー·レナルディ（vn），ミュンシュ指揮アムステルダム·コンセルトヘボウ管弦楽団の78回転SP盤

摘要

本誌2007年7月号に発表した置熱管3A5使用の「マルチEQフォノ·イコライザ·アンプ」に改良を加えた．改良点はターンオーバ段の信号直列抵抗400kを100kにして，分割抵抗の20kを10kにした．つまりEQ回路の減衰率を20分の一から10分の一にしたのだ．理由は信号回路に400kもの高抵抗が入ったために音楽の勢いが著しく削がれてしまいつまらない音になっていたからである．抑は10分の一や低域補正ができるのかと疑問があったが，10分の－の分割つまり20dB低域上昇で大方のプレイバック特性をカバーしていることと，直列抵抗を下をヂたことにより音は第1号機の3A5イコライザ（たびたび改良を加えた最終ヴァージョン2007年6月号）と同じになった．後者はRIAAとヨーロッパ78，アメリカ78と電気以前の機械式録音に対応し，LP初期のさまざまなプレイバック特性を備えていなかった．