混合セメントペーストの流動特性に及ぼす高分子系分散剤の分子構造の影響

摘要

セメント産業においてCO2排出量を削減することは急務となっている.筆者らはこれについて試算を行っており，セメント業界のCO2排出量を20％削減するた桝こは，現在5％と規定されている混合材の量を15％程度に引き上げることおよび高炉スラグを60～70％程度含有する高炉スラグ高含有系セメントを使用することの併f削こより，グリンカー焼成量を削減することが有効であるとしている．また同時に，廃棄物はAl_2O_3を多く含むため，廃棄物使用量を確保するためにはセメントの組成を変更し，間隙相量を増大させたセメントとすることが必要であり，セメントペーストの流動性改善などの観点からも混合材の使用が必要不可欠となる．