マイクロアーク酸化したチ夕ン表面の光触媒性能

摘要

基板となるTiに直接TiO_2を生成させるMAO法により面状の無バインダー光触媒を考案し，その光触媒能を調べた．また，光触媒能を用いて陽極酸化膜とMAO領域で生成した酸化膜の違いを調べた結果以下のことが明らかになった．1）MAO法により金属Ti表面に作製したTiO_2皮膜は直径約40nmの微細な粒子の緻密な集合組織で，アナダーゼ型TiO_2の単一相であった．電解液の種類，処理時間などの条件により皮膜の形態が異なったが，いずれも光触媒能が認められた．